ニュースリリースNews Release
NITEとのシュレッダー注意喚起動画の共同制作について
当社は、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(以下、NITE)と協業して、シュレッダーによる事故を防止する目的の注意喚起動画を制作しました。事故が発生しないようご使用上の注意点を意識していただき、製品を正しくお使いください。
▼注意喚起動画
「シュレッダーに可燃性ガスのスプレーを使って引火・爆発した瞬間の再現映像」
https://www.youtube.com/watch?v=uJbjpgC-lVo
「シュレッダーに誤って電池を細断して発火した再現映像」
https://www.youtube.com/watch?v=UHky3vYuIQw
■シュレッダーの事故に繋がる行動とは
NITEに通知された製品事故情報によりますと、2018年度から2022年度の5年間で15件のシュレッダー事故が発生しています。事故の原因になったと考えられる消費者の行動ワースト3をご紹介します。
ワースト1
紙詰まりを解消しようと可燃性ガスを含む潤滑スプレーを使用する等したため、
製品内部に滞留したガスに引火して爆発
ワースト2
無理に押し込もうとするなどして投入口に指を近付けたため、投入口に指挟み
ワースト3
異物が挟まる等してインターロック装置が働かない状態で使用したため、
カッター刃に指巻き込み
■ご使用上の3つの注意点
シュレッダーによる事故を防ぐために、3つのポイントをご紹介します。
(1)可燃性ガスを含むスプレーを使用しない、電池類を細断しない
潤滑スプレーやエアダスターといった可燃性ガスを含むスプレーを使用してしまうと、シュレッダー内部にガスが滞留し、電気部品等からの火花で引火し、爆発するおそれがあります。可燃性ガスを含むスプレーをシュレッダーに使用しないでください。
紙詰まりや動作エラーが発生した際は、取扱説明書で正しい対処方法を確認しましょう。もし動作がおかしい、異音がする等の不具合が生じた場合は、独自の判断で分解等はせず、販売店やメーカーのお問い合わせ窓口にご相談ください。
また、電池類をシュレッダーに投入しないよう気を付けてください。シュレッダーで細断された電池が発火する危険性があります。もし誤って細断してしまった時は、使用を中止し、電源プラグを抜いて、販売店やメーカーのお問い合わせ窓口にご連絡ください。
(2)投入口に指を近づけない
シュレッダーの投入口に指を近づけ過ぎないようご注意ください。紙が引き込まれ始めたらすぐに手を放し、無理に押し込まないようにしてください。指が引き込まれてけがをするおそれがあります。 その他にも使用上の注意点について、取扱説明書や製品に貼られている警告シールの内容をよくご確認ください。
(3)インターロック装置が働くことを確認する
シュレッダーの安全機能として、細断くずを取り除くために扉を開ける等したときに、自動的に細断が停止する(カッター刃の回転が止まる)機能が備わっています(インターロック装置)。しかし、扉の開閉センサー部に紙片や紙粉が堆積すること等により、この安全機能が働かずに、事故につながるケースがあります。
使用している製品のインターロック装置が正常に働くかをご確認ください。もし、備わっている安全機能が正しく動作しない場合は、販売店やメーカーのお問い合わせ窓口にご連絡ください。